最低限知っておきたい、移動平均線

移動平均線は終値の平均を結んだ線

移動平均線は、恐らく殆どのトレーダーが最初に目にするテクニカルチャートの一つでしょう。「平均線」というだけに、終値の平均値を結んだものですが、終値の算出期間、またローソク足何本分の終値を平均するかによってその呼称が少しづつ異なります。例えば、日足チャート(1本のローソクが1日を表す)の表示中に、ローソク10本分の終値を平均した値を結んだ線の場合には、「10日移動平均線」と呼ばれます。同じ要領で「25分移動平均線」や「5時間移動平均線」なども考えられます。ローソク足を何本平均するかによって、移動平均線の現在のレートへの反応性は変わります。平均するローソク足が多ければ多いほど、レート変動に対しての反応は鈍くなります。一般的には移動平均線は1本引くだけでなく、短期・中期・長期の3本ほど引いた上で、中長期をトレンドの把握に用いつつ、短期は売買のタイミングをはかるために用いることが多いです。

具体的な移動平均線の使い方とは

移動平均線を用いた売買タイミングの見計らい方として有名なものに、「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」があります。ゴールデンクロスはトレンド降下中に短期の移動平均線が長期の移動平均線を上に突き抜けることを表し、デッドクロスはトレンド上昇中に短期移動平均線が長期移動平均線を下に突き抜けることを表します。前者は買い時、後者は売り時であると捉えられています。
しかし、これらの判断には注意が必要です。ゴールデンクロスやデッドクロスには、しばしば「ダマシ」と呼ばれる偽のシグナルが含まれるためです。つまり、上がると思ったら下降に再反転、下がると思ったら上昇に再反転するような場合です。例えばゴールデンクロスの場合には、クロスが現れる前に買いポジションを持っていた投資家がクロスが現れた直後に利益確定を行った場合に、一時的にレートが下がる事があります。また、よりクロスの確実性を高めたい場合、短期と長期の移動平均線だけでなく、その中間の移動平均線を追加し、短期が中期をクロスしているかどうか、なども判断基準とすると良いかもしれません。
尚、これらのクロスは飽くまでトレンドが発生している場合に有効なもので、レートがもみ合っているレンジ相場ではトレンドに方向性がなく、ほぼ無意味なシグナルとなりますので注意しましょう。

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